父:ディープインパクト、母:ドナブリーニという血統で、
父は言わずと知れた三冠馬である。
桜花賞
桜花賞ではヴィルシーナ、アイムユアーズとの競り合いを制し、
重賞2勝目をGI勝ちで達成し、ディープインパクト産駒では
初の重賞2勝馬となった。
優駿牝馬
優駿牝馬では、初めての距離・関東への輸送に加え血統的な距離不安、
ディープインパクト産駒のGI勝利が1600mのみであった点、
さらに川田将雅騎手の乗り代わりといったことが重なり、
桜花賞馬でありながら3番人気にとどまっていた。
しかしレースでは前半1,000mが59秒1という速い流れの中で
川田が後方待機策を選択、
第4コーナーでは後方から4番手という位置から一気に仕掛け、
3F上がり34秒2という鋭い脚で追い込み、
先頭に立つと2着ヴィルシーナに5馬身差をつけ、
従来のレースレコードを1.7秒更新する2分23秒6のタイムで勝利、
事前の低評価をあざ笑うかのような圧勝で2冠を獲得した。
秋華賞
秋華賞は返し馬の途中に落馬するアクシデントがあったものの、
中団からの競馬となり、途中からチェリーメドゥーサが
大逃げを売って乱ペースとなったが、
最後はヴィルシーナとの叩き合いの末にハナ差で勝利し、
メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネに次ぐ史上4頭目の
牝馬3冠を達成した。
父:ディープインパクトも三冠馬で、日本競馬史上初となる父子三冠を達成した。